KUNIOによる『ハムレット』が、8月1日から東京・池袋のあうるすぽっとで上演される。
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演出家・舞台美術家の杉原邦生が2004年に立ち上げたKUNIOは、俳優やスタッフに固定メンバーを持たず、プロデュース公演形式で活動を続けている舞台カンパニー。近年は、『KYOTO EXPERIMENT 2012』の公式プログラムとして上演された『更地』や、ウージェーヌ・イヨネスコ作の『椅子』などを発表している。
同カンパニーが初めて挑むウィリアム・シェイクスピアの作品となる『ハムレット』は、1603年に刊行された最古であり最も短いバージョンである『Q1』をもとに、京都大学でシェイクスピアの研究を行う桑山智成による新たな翻訳で上演。デンマークを舞台に、父である王の死後すぐに叔父が母と結婚して即位したことで悲しみに沈むハムレットの前に、自分は弟に殺されたと明かし、復讐を要求する父の亡霊が現れたことから、亡霊の話をもとにした劇を叔父たちの前で上演することを思いつく、という物語だ。
演出と舞台美術を手掛けるのは杉原。出演者には、内田淳子、菊沢将憲、箱田暁史(てがみ座)、福原冠、岡野康弘(Mrs.fictions)、熊川ふみ(範宙遊泳)、鍛治直人(文学座)らが名を連ねている。なお同作は、東京公演に先駆けて京都、豊橋で上演されたほか、札幌でも上演される。
戀
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