「全英女子オープン・最終日」（１３日、ロイヤルバークデールＧＣ＝パー７２）

　首位と５打差の１７位からスタートした宮里藍（２９）はバーディーなしの７ボギー、２ダブルボギーの８３と大崩れし、通算１２オーバーの４５位に終わった。森田理香子は７８で通算８オーバーの２７位。原江里菜が７５で回り、通算７オーバーで日本勢最上位の２１位だった。モ・マーティン（米国）が通算１アンダーでメジャー初優勝を果たした。

　宮里藍は目を覆うばかりの大乱調だった。前半を５ボギーの４０で折り返すと、後半も１１、１２番で連続ダブルボギーをたたくなど４３。バーディーは１つも奪えず、まさかの８３と大崩れした。「課題としているパッティングの悪いところがモロに出た。ロングパット、ショートパットとも苦戦した。これだけ崩れたのは残念で仕方がない」と唇をかんだ。

　前日の第３Ｒは粘りのゴルフで７２と踏ん張り、最終日に向けて「いい位置にいる。天候が崩れると何が起こるか分からない」と上位進出のチャンスに瞳を輝かせた。しかし、この日はコースに強風が吹き荒れ、リンクスの難コースの前になすすべもなく撃沈した。