<次世代プロデューサーに聞く2>「王道のバラエティー」とは? まんたんウェブ 7月10日(木)12時0分配信
テレビの未来を語り合った次世代プロデューサー。左から「ダウンタウンDX」(読売テレビ)の勝田恒次さん、「リアル脱出ゲームTV」(TBS)の中島啓介さん、「ジョージ・ポットマンの平成史」(テレビ東京)の高橋弘樹さん
「笑っていいとも!」(フジテレビ)や「さんまのスーパーからくりTV」(TBS)など名物バラエティー番組が終わりを迎える中、各局の実力派プロデューサーがテレビの未来を語り合うイベント「テレビマンオールスター戦」が13日午後1時から、早稲田大学大隈記念講堂で開かれる。イベントを前に、「ダウンタウンDX」(読売テレビ)の勝田恒次さん、「ジョージ・ポットマンの平成史」(テレビ東京)の高橋弘樹さん、「リアル脱出ゲームTV」(TBS)の中島啓介さんの、次世代のテレビを担う3人のプロデューサーに「テレビの未来」を聞いた。第2回は、テレビとインターネットの融合と、「王道のバラエティー」で盛り上がった。
【写真特集】テレビの未来を語り合った次世代プロデューサー
−−テレビとネットの融合ですが、「ダウンタウンDX」ではツイッター連動を積極的にされていますね。
勝田 2、3回で生放送で視聴者のツイートを画面に出したりしています。裏では人間がチェックするアナログのやり方ですが、生の声を出すことで、視聴者に番組を見続けてもらう演出として使いました。
−−「ガリゲル」でも「*」をツイートしてもらって、画面に“雪”を降らす企画をしましたね。
勝田 あれは手応えが一番ありました。関西ローカルの番組ですが、ツイッターの対応は東京でしていましたが、ネットと視聴者の近さを一番身近に感じられました。視聴者がリアルタイムで見て参加しないといけないと思わせた。一つの手法としては成功したなと思います。「ガリゲル」は、スポンサーの理解も深いので、話題になってることを早め早めに取り入れてやれるという意味ではやってよかった。
−−中島さんはさらにアグレッシブですよね。
中島 ネットとテレビの融合をなんとかしないといけないという気があって、各局やり出しましたよね。2年前ぐらいに、あれこれでいいんだっけ?と疑問に感じました。ネット使ってるから製作費としては余計にお金かかっているし、本当に面白いのか? 誰にとって得がある? これって本当に融合?って。
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