激闘Vの遼「意地でもプレーオフに」 一問一答 デイリースポーツ 7月6日(日)21時30分配信
 「セガサミーカップ最終日」(6日、ザ・ノースカントリーGC=パー71)

 今季国内3試合目の石川遼が、通算10アンダーで並んだ小田孔明との3ホールにわたるプレーオフを制し、2012年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来となるツアー通算11勝目を挙げた。以下、一問一答。

 ‐1年8カ月ぶりの優勝だが。

 「やっと最終日になって自分の納得のいくショットが続けて打てた。ただ72ホール目の最終ホールでティーショットを右のラフにかなりひどいスイングで入れてしまった」

 (納得のいかない表情で続けて)

 「孔明さんがバーディーを取れば終わりだったんですけど、あまりにもあのスイングが悔しかったので意地でもプレーオフに行ってスイングをしようと思った。そこでしか返せない。セカンドは意地で花道に運んだ」

 ‐プレーオフ3回のドライバーは?

 「3回ともいいスイングでリベンジができた」

 ‐2年前の前回は涙の優勝だったが。

 「(現在、北海道で行っている)合宿で毎日、世界で通用するショットを練習しているが、それと優勝を両立することができた。同時に課題も見つかったので、報われて泣くというよりは課題がある中で勝てた」

 ‐前回優勝は体に不安があった。

 「あの時は腰が怪しい時期で朝もラウンドを終えた後も練習は最小限。あれから1年弱は本当に大変だった。病院の先生と相談しながら、股関節に負担をかけないようなスイングに変えた」

 ‐松山の凱旋試合でもあったが。

 「彼の実力なら15、16アンダーは出せるので調子が悪かったんだと思う。きょうもとんでもないスコアで伸ばしてくると危機感はありました」

 ‐米ツアーで勝つために必要なことは。

 「自分にできる最高のスイングを、どれだけの精度でできるかだと思う」


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