早逝の天才・増田壮太のドキュメンタリー映画に谷川俊太郎、長澤まさみらコメント WHAT’s IN?WEB 6月16日(月)20時7分配信
増田壮太
ミュージシャン・増田壮太の人生を描いたドキュメンタリー映画「わたしたちに許された特別な時間の終わり」が、今夏劇場公開される。

2000年にロックバンド“おきゃんぴー”を率いて、日本一の10代を決めるヤマハ音楽振興会主催のバンド・コンテスト“TEENS' MUSIC FESTIVAL”で全国優勝を成し遂げるなど、数々の賞を受賞したミュージシャン、増田壮太。若くして将来を嘱望された彼だったが、プロ・デビューのチャンスに恵まれず、2010年12月、27歳の若さでこの世を去った。

生前、彼が作った楽曲が世に出ることはなかったが、ミュージシャン仲間に才能を認められていた彼の楽曲は、タニザワトモフミが所属するバンド“SPACE LIKE CARNIVAL”でカバーされるなど、各方面で影響を与え続けている。

そんな増田を生前から撮影し、彼の自死も含めて描いた「わたしたちに許された特別な時間の終わり」。公開決定に際し、谷川俊太郎、長澤まさみからコメントが寄せられている。

そして劇場公開を契機に、彼の残した楽曲を選りすぐった「最初で最後のベスト・アルバム」の発売が決定した。壮絶な生を叩きつけてこの世を去った異色の才能にぜひ触れてもらいたい。

谷川俊太郎 コメント
<あらすじ>に要約できない、細部からもこぼれ落ちる、虚構の手練手管も役に立たない、生きるという事実が、逆説的に映像を支えている。

長澤まさみ コメント
自分が自分でなくなる瞬間。誰にだってある自由。
ただそこにあることに満足出来なくなったとしても、その世界をどう見るかは自分次第。それは大変なんかではなくて、本当はすぐそばにあるはずの小さな喜びを大切にして生きたいという優しく穏やかな心が迷い、旅をしているのだと思います。
小さくも大きくなれる可能性に揺れながら。


作品情報
映画「わたしたちに許された特別な時間の終わり」
製作・監督・脚本・撮影・編集:太田信吾
出演:増田壮太/冨永蔵人/太田信吾/増田博文/増田三枝子/坂田秋葉/平泉佑真/有田易弘/井出上誠/坂東邦明/吾妻ひでお/安彦講平/他
フィクションパート撮影:岸建太朗
録音:落合諒磨
音楽:青葉市子(制作)曲淵亮/本山大
共同プロデューサー:土屋豊
製作:MIDNIGHT CALL PRODUCTION
8月上旬よりポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー


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