宇多田父 元妻藤圭子さんの死「理解出来ていない」 デイリースポーツ 6月14日(土)11時24分配信
 宇多田ヒカルの父で音楽プロデューサーの宇多田照實氏が14日、ツイッターで昨年8月に投身自殺した妻で歌手の藤圭子の死に言及。突然の出来事から10カ月がたった今も、自身の中で「理解出来ていません」と苦しい胸中を明かした。

 照實氏は、14日、「脳が学ぶ、体験を刷り込む、脳に『忘れる』っていう稼働はあるのかな?強烈な喜びや悲しみ、怒り、快感を忘れる機能も備わっているのかな。それとも全て含んで脳の成長と呼ぶのかな。」とツイート。

 フォロワーから「強烈なストレスから身を守るための自己防衛の仕組みのひとつとして、『苦しみや悲しみを忘れる』ことが機能しているかもしれないですね」と返信されると、「去年の出来事を『悲しみ』と記憶しているのか『怒り』、行為に対してではなく出来事に対して、理解出来ていません」と答えた。藤さんの名前は出していないが、「去年の出来事」が藤さんの突然の出来事(自殺)であることは伝わってくる。

 照實氏は、ツイッターで29歳の時に父親を脳梗塞で突然失ったことも告白。「悲しみは全く感じず、涙は出なかった。強い怒りが僕の中に充満しました。でも、やっと最近になって悲しみも怒りも消えています。これは脳の機能かと不思議に感じています」とつづった。

 離婚、再婚を繰り返した照實氏と藤さん。宇多田は、昨年9月、公式サイトで、藤さんが離婚後も宇多田姓を名乗ることを希望し、「籍も父(照實氏)の籍においたままでした。夫婦だとか夫婦ではないなんてこと以上に深い絆で結ばれた二人でした」と明かしている。

 照實氏は、今年5月23日の宇多田のイタリアでの挙式で、藤さんの写真をスーツの胸ポケットに入れて「一緒に祝福」したことをツイッターで報告していた。


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