モデルプレスのインタビューに応じた安藤美姫,Copyright モデルプレス
昨年12月にフィギアスケート選手を現役引退し、現在プロとしてアイスショーなどに出演している安藤美姫(26)。その合間を縫って、昨年4月に出産した長女の育児に励んでいる。今回モデルプレスでは、安藤が登壇した雑誌「saita」×Ao連動企画イベント「美ママボディの作り方」のバックステージでインタビューを敢行し、スケートと子育ての両立などについて語ってもらった。
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― 相変わらず、抜群のスタイルですね。秘訣を教えてください。
安藤:スタイルを保つというより、フィギアスケーターとしてのトレーニングを行っています。現在、プロのフィギアスケーターとして第2の人生を歩んでいるのですが、現役を引退したからと言っても人前で踊るという職業には変わらないので、仕事の入っていないオフの日には1時間リンクに上がるようにしています。少し疲れたと感じたときだけ、スケートに支障がでないようにマッサージをしてもらっています。
― やはり現役時代と比べてトレーニングの違いはありますか?
安藤:現役時代は1日3時間リンクの上でトレーニングを行っていました。基本的にトレーニング開始の45分前にリンクの上に到着してウォーミングアップしたり、身体を温めるためにランニングをしていたので、1日の半分以上は身体を動かした生活を送っていました。昨年は出産したので、少し違った生活を送っていましたが…。
― 産後の体型戻しも大変でしたか?
安藤:戻すというよりかは、選手として戦っていけるように筋力トレーニングを行いました。やはり全体的に筋力が衰えてしまったので、まずは試合で戦える身体力を作りをしました。産後は普通の生活に戻るのも大変と聞きます。私の場合は、普通の生活だけではなく試合の第一線で戦えるような身体作りをしなければいけなかったので、そのための身体作りをしました。
― 子育てをしながらアスリートとしての体型戻しは、私たちからすると未知の世界で想像が付かないのですが…
安藤:私の場合は環境が整っているので、子育てをしながらこうやって仕事ができます。すごく恵まれています。アイスショーが始まったばかりなので、今はショーの大変さの方が上まっています。
― トレーニングと子育ての両立は、いかがですか?
安藤:子育ては楽しいです。よく大変というお話を聞きますが、みなさん身体を動かすというより精神的に疲れているのではないかと思います。1歳を過ぎると歩き始めるので、大変さが増すかもしれませんが…。
◆プライベートも語る「娘が笑って待っていてくれる」
― 最近はテレビ番組にも多数出演するなど、多忙な日々を送られていると思うのですが、オフの日はどのように過ごしていますか?
安藤:午後少し出かけるくらいで、わりと家にいることが多いです。でもオフの日でも時間を見つけてスケートの練習をしているので、あんまりオフというオフはないかもしれません。あとは、娘と過ごす時間に当てています。仕事以外は全部娘のために時間を使っています。
― そうなんですね。では、ストレス発散法も教えてください。
安藤:ストレスはないんですよ。スケートも自分がやりたくてここまでやらせていただいているので。ただ疲れは感じますね。でも家に帰ると娘が笑って待っていてくれるので、疲れが一気に吹き飛びます。
― では、今後挑戦したいことはありますか?
安藤:やっとプロに転向し、アイスショーでまだまだ滑っていきたいので、ショーマンとして表現力を身に付けて、いろんなショーに出演したいです。そして、スケーターとしてコーチになるのが夢なので、その夢が叶えられるような活動をしていきたいです。あとは、東日本大震災の出来事を風化させないためにフィギアスケートを通して思いを伝えていけたらと思います。
― 最後にモデルプレス読者に向けて夢を叶える秘訣を教えてください。
安藤:自分自身は“右へならえ”という人生を送って来なかったと思います。スケートもそうですが、自分らしさを忘れず思いを伝えることで、訴えたいことが伝わりやすいと思います。自分の好きなものに対しては自分らしくいるのが1番いいんじゃないかなと思います。夢は叶えるためにあるので、自分をしっかり持ってください。
― ありがとうございました。
2007年と2011年に世界選手権で優勝し、トップアスリートとしてその名を全世界に知らしめた安藤。真っ直ぐな瞳と強い信念を持っている彼女だからこそ、世界女王の座を手にしたのかもしれない。フィギアスケーターのみならず、母親として、今後どのような活動を見せてくれるのか目が離せない。(モデルプレス)
■安藤美姫(あんどうみき)プロフィール
生年月日:1987年12月18日
出生地:愛知県名古屋市
血液型:A型
身長:162cm
2007年と2011年、世界フィギュアスケート選手権で優勝。2006年のトリノオリンピック、2010年のバンクーバーオリンピックと、2大会続けてオリンピック出場。昨年12月に現役引退を表明し、現在はプロとしてアイスショーなどに出演している。
戀
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